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七飯町の農業振興方策

七飯町の農業は、消費地である函館市に隣接した都市近郊型として発展を続け、道南における重要な食糧供給基地としての役割を担っており、生産性の高い優良農用地を量的に確保することが課題となっています。このため、七飯町の総面積の34.0%に当たる7,342haを農業振興地域に指定し、農用地の保全、整備に努めてきたところです。

地域の重点作目は大根、人参、ほうれん草・長ねぎを主体とした野菜、米、牛乳、肉牛、果樹、花きであり、水田+野菜、水田+肉牛、果樹+花き等収益性の高い作物を取り入れた複合経営を推進し、生産性の向上を図ることとしています。

水田農業

七飯町では、基幹作物の一つして稲作が位置付けられているものの、一戸当たりの水田の平均経営耕地状況は約2.3haと少なく、水稲の作付けが行われている水田でみると約1.0haとなっています。平成23年度の主食用米の生産目標数量、2,112tに対して確定値2,073tとなっています。引き続き、七飯町地域農業再生協議会を中心に稲作生産のみならず転作作物の本作化を目指した経営、構造、生産、販売を4つの戦略として産地確立を推進することとしています。平成23年度の転作面積は、22年度より減少し約676haとなり、水田の約58%を占めています。転作田の合計を100%とすると野菜は約25%、地力増進作物は約1%と連作障害を勘案した経営に移行し、花卉は約5%で施設花卉によるものです。なお飼料作物は主に大沼地区に偏在しており、耕畜連携により有畜農家での利用が進められています。花卉は、施設を利用し、主にカーネーションが作付されています。地力増進作物は、大根、人参のイエスクリーンを推進するため、マリーゴールド、野菜の後作、休閑緑肥としてえん麦等が作付されています。野菜は複合経営の基幹となるものであり主に、人参、長ねぎ、枝豆等が作付されています。
一方、当町の基盤整備については、地域の合意形成を前提に進められてきたため、地域により整備率にばらつきがあることから、農作業の効率化や農地流動化等を図るため、関係機関と地域住民の協力のもと今後も継続してインフラ整備等を実施していきます。

施設野菜・施設花卉

七飯町は、肥沃な土壌に恵まれ北海道の中でも比較的温暖な気象条件のもと、早だし用のマルチ・トンネル・ハウス等を活用しての大根、かぶ等を栽培しています。また、通年ではハウス等を利用したほうれん草の作付けが盛んとなっています。品質保持や生産量の確保には堆肥の投入を奨励した土づくり、さらには共選体制の整備や予冷施設の適正利用等需給動向に即した生産出荷体制を整備し、端境に向けた移出野菜の産地確立に向けた生産振興を図ることとしています。
花卉は、カーネーションを主体としアルストロメリア、スターチス、トルコギキョウ等需要動向に即した品種選定、栽培技術の向上、暖房機、ハウス等を導入した計画的な作付けによる継続出荷、共選体制の整備により生産振興を図るとともに、振興作物定着促進事業や地域政策総合事業(農業振興施設等整備事業)等を通じ施設野菜・花卉の振興を行っています。
 

露地野菜・露地花卉

七飯町の露地野菜としては、大根、人参、枝豆、長ねぎなどが大部分を占め、堆肥の投入を奨励した土づくりと、センチュウ類の防除のため、農薬に頼らないマリーゴールドによる合理的な輪作体系等により、品質向上と耕起・播種・防除・収穫等を機械化することでの生産性の向上に取り組んでいます。また、共選体制の整備により生産振興を図るとともに、輸入急増農産物対応特別対策事業を通じての長ねぎ収穫機や管理ビークルの導入、生産振興総合対策事業を通じた人参収穫機導入を図っております。

果樹

七飯町の果樹は、青森県より苗を逆輸入したりんごを主体となっており、経営規模が他産地に比して小さいものの、全道でも有数の産地となっています。近年は、果樹農家の高齢化が進んでいるため、事業による多目的管理機を導入したり、ななえ果樹受託作業組合の設立・運営を通じて作業の効率化を図っています。また、「ななみつき」等需要動向に即した新しい品種への改植、加工用品種である「ほおずり」の生産、省力化と高品質果実の安定生産を図れるわい化栽培を推進するとともに、堆肥の投入を奨励した土づくりや、オーナー制度の導入、観光果樹園化による消費者の受入れを行っています。全体を通して、共販・共選体制を図りつつ、花き等生産性の高い作物との複合経営を推進し、生産性の向上を図るとともに、りんご改植事業や地域政策総合事業(農業振興施設等整備事業)等により果樹の振興を行ってきています。
 

酪農

道南地区においては、七飯町の生乳取扱量は常に上位でありますが近年全国的に供給量が需要量を上回っており当町の酪農家でも自主規制とういう形で、生産調整を実施しています。また、粗飼料の価格高騰による生産費の上昇を価格に反映できないため、転作田等を活用した良質粗飼料を地域内で調達し、経費の抑制を行っています。さらには、生産乳牛の改良や飼養管理技術の改善、畜産経営環境整備事業等により堆肥舎等の整備を行ない周辺の自然環境を守るとともに、生産過程で生成される副産物の堆肥を耕種農家等へ供給することでの資源循環を推進しています。また、中核的な農家の担い手育成、肉牛等との複合経営を推進し、安定的な生産性の向上を図っています。

肉牛

七飯町の肉牛は、安政2年(1855年)の箱館開港時に、外国人への食糧(肉牛)供給のため軍川地区に牧場が開設された記録があり、その先人の技術が活かされ専用種の地域内一貫生産体制の整備を推進しているところです。
和牛の最高品質である黒毛和種の導入、優良繁殖雌牛の計画的な導入による資質の向上、人工授精の普及促進、飼養管理技術の向上を通じての生産性向上に努めています。
さらには、中核的な農家の担い手育成、乳牛等との複合経営の推進、生産過程で生成される副産物である堆肥を耕種農家等へ供給することでの資源循環を推進し、産地直送体制の整備による流通の合理化、グループによるレストラン経営など、恵まれた観光資源を活用した都市との交流を図っています。

 担い手、後継者対策について

水田・畑作経営所得安定対策に代表されるように国の農業政策は認定農業者を中心とした担い手に集中していくため、七飯町地域担い手育成総合支援協議会(普及センター、農委、農協、各生産組合、指導農業士、町等で構成)等において七飯町の基本構想に基づく各種基準と農協で把握している営農計画等の経営内容により平成23年度末現在で198名の認定農業者を確保していますが、さらなる認定増を目指し関係機関と連携のうえ、1人でも多くの認定農業者を確保する予定でいます。
また、次代を担う若い農業者の集まりである4Hクラブや農協青年部、農協女性部と連携のうえ各種事業を推進しています。なお4Hクラブについては、16名の農業後継者で構成されており、会員会費のほかにイベント売上金や町及びJAから助成により、各種活動を行っています。主な活動は、土づくり勉強会、先進地視察、農産物直売会、コミュニティーFM放送への定期的な出演を通じて、会員相互の親睦、地域との交流及び農業技術の研鑽に努めています。

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