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ベンのカルチャーコーナー[#04グラウンドホッグの日]

#04 グラウンドホッグの日

 When does Spring start in Japan?日本では春がいつ始まりますか?正式には2月3日の節分の翌日から始まるでしょう。節分はアメリカにある習慣ととても違っていて、私は特に気に入っています。鬼の面をかぶったり、豆を投げたり、ラッキーな方角を向いて太い巻き寿司を食べたりと、アメリカの人たちに節分を説明するのは面白いです。「Ummm...what?」(うーん、何それ?)という反応がよく返ってきます。確かに北海道人にとって節分が来てもまだまだ冬ですが、季節の変り目としてのイメージを持っているので、春がいつ来るか考え始めるきっかけになるのではないでしょうか。
 「 I wonder if spring will come early this year?」(今年は春が早く来るかなー?)
偶然かどうか分かりませんが、アメリカ人も2月初旬のある特別な日に春がいつ来るかを予想し始めます。正式な祝日とまで言いませんが、2月2日は「Groundhog Day」と呼ばれる日です。「Groundhog」とは、太っているリスのような動物で穴の中で生活します。もしイメージ出来なかったらググってみて下さい!(Google.comで検索するということです)
 2月2日の朝に大勢の人はペンシルベニア州のパンクサトーニーという町に行き、「フィル」という名前のgroundhogが穴から出てくる所を静かに見ます。晴れている日だったら、フィルは自分の影を見て驚き、怖くなってすぐ穴に戻ります。これは、冬がまだ6週間ぐらいは続き、遅い春になることを意味します。逆に曇っていたら、フィルは影を見ず、穴に戻らないので、春は早く来ることになります。変な習慣だと思いますか?そう思っても気にしないで下さい。ほとんどのアメリカ人も変だと思っています。しかし、今では誰もが知っている習慣になっていて、毎年フィルが自分の影を見たかどうかという情報が全国のニュースで放送されます。それで、「Groundhog Day」のことはその時期の世間話によく出ます:
 「Did you hear?  Punxsutawney Phil didn’t see his shadow.  That means Spring will come early this year!」
(聞いた?パンクサトーニーのフィルは自分の影を見なかったって。今年、春は早く来るという意味だよ!)

 ところで、今年フィルは午前7時25分に穴から出ましたが、自分の影を見てすぐ穴に引っ込んでしまいました。アメリカの冬はもう6週間続くことになりました。最近、私の親からよく「こっちは寒いよ」と聞くので、フィルの予想は的中でしたね!

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