この頃の学校の話題(藤城小学校)
全校朝会(3)
9月12日(火)の全校朝会で、以下の内容を基に講話を進めました。
(1) 幸福を感じる人とは
今年の3月に国連が「世界幸福度ランキング」を公表しました。日本は、137か国中47位でした。2012年の調査開始以来、日本は40~60位を推移しています。この順位の良し悪しは一概には言えませんが、幸せをあまり感じられない人が一定数いるのは間違いありません。子どもたちには今そして将来にわたって幸せを感じられる人になってほしいと、切に願っています。
そこで、幸福観について、インターネットで調べてみました。たくさんのサイトに様々な内容が記述され、まとめにくさを感じましたので、最近話題のチャットGPTに「幸福だと感じる人の特徴3つ」を尋ねてみました。分かりやすい回答でしたので、それを要約し、子どもたちに伝えました。
1 感謝の気持ちを持つ人
2 前向きに考える人
3 人とのつながりを大切にする人
コミュニケーションの良好さとポジティブさが、キーワードです。
(2) 素敵な挨拶を
良好なコミュニケーションの最初の一歩は、素敵な挨拶です。
素敵な挨拶については、これまでも折を見て、子どもたちに伝えたり考えさせたりしてきました。特に、明るい挨拶を分かりやすく行動しやすくするため、子どもたちの考えを整理し、「元気」「笑顔」「大きな声」「はきはき」を見いだしました。2学期始業式の日に、複数回答をOKとし、自分が頑張りたい明るい挨拶を選ばせました。そして、今回の全校朝会で、学年ごとにまとめた結果を知らせ、改めて素敵な挨拶について意識させました。
頃合いを見て、子どもたちに素敵な挨拶についての自己評価をさせ、更なる意識化につなげたいと考えています。そして、人や社会と適切に関わろうとする態度を育んでまいります。
PDFR5.9.12 全校朝会スライド (196.7KB)
2学期始業式
8月24日(月)の2学期始業式は、朝から厳しい暑さであったため、校長講話を短時間で次のように進めました。
(1)夏休み中のプール開放
私が担当した7月27日(木)に、プールを利用し遊びを楽しんでいる子どもたちの様子の写真を見せ、その日のプール内の室温を図る温度計の写真を見せました。午前11時は40℃、午後1時は42℃でした。
(2)夏休み中の最高気温別の日数
今年の夏は、各地の最高気温を更新したり暑い日が続いたりしていましたので、今年と昨年の夏休み中の暑さの違いについてプチ自由研究をし、比較した結果を表にして見せました。25℃以上で見比べると大差ないのですが、26℃以上、27℃以上、……と、気温が高くなるにつれ、かなりの違いが見られました。ちなみに、30度以上の日数は、30日中、今年が17日で、昨年が2日でした。
(3)2学期を元気に過ごすために
1学期終業式に「楽しい夏休みにするために、“規則正しい生活”“計画的”“健康”“安全”をキーワードに過ごしましょう」と伝えていたことを確認した上で、「2学期も、それら4つを継続して取り組むとともに、今週末まで異常な暑さが続くため、“命を守る”を加えて過ごしましょう」と伝えました。
(4)明るい挨拶について
1学期終業式に「明るい挨拶」とはどのような行動をすればよいかについて、3年生以上の子どもたちにアンケートをとりました。アンケート結果からキーワードを見いだすため、AIテキストマイニングで分析しましたが分かりづらかったため、子どもたちの意見一つ一つを確認しながら分類しました。その結果、「元気」「笑顔」「大きな声」「はきはき」というキーワードを見いだすことができました。そして、相手を思いながらその4つのキーワードを実践することが、「明るい挨拶」であることを確認しました。
その後、教室で、4つのキーワードの中で特に頑張りたいことについて、一人一人が考え決めたことをGoogleフォームで回答してもらいました。
今回の整理・分析は私が行いましたが、今後は子どもたちに挑戦させる場を設定し、子どもたちの主体的な学びを更に高めたいと考えています。
PDFR5.8.24 2学期始業式スライド (312.3KB)
1学期終業式
7月24日(月)の1学期終業式では、校長講話を次のように進めました。
(1)1学期の子どもたちの頑張りについて
1学期の学校教育目標の達成に向けて頑張る子どもたちの素敵さについて、6月13日の全校朝会以降の写真見せながら伝えました。
(2)「明るい」挨拶とは何か考える
多くの子が、挨拶の極意「明るく」「いつでも」「先に」「続けて」を意識しながら、「語先後礼」の素敵な挨拶をしてくれます。しかしながら、「いつでも」「先に」「つづけて」「語先後礼」については行動がはっきりしていて分かりやすいものの、「明るい」については行動がいくつも想像でき、それぞれ違ったイメージを持っているように感じました。
そこで、3年生以上の児童にクロームブックを持ってきてもらい、Webアンケート「明るい挨拶とは、どのような挨拶なのかな?自分が考える明るい挨拶について記入してください。(いくつでもよいです。)」に記述式で回答してもらいました。そして、集約した意見を“AIテキストマイニング”で分析して見せました。集約した意見を見てみると、いくつかに分類できそうです。これらをまとめ、2学期の始業式で伝え、「明るい」挨拶についても共有し、子どもたちの実践につなげたいと考えています。
(3)楽しい夏休みにするために
「規則正しい生活」「健康」「計画的」「安全」を意識し、1学期の学びを2学期の学びにつなげるための有意義な夏休みにするよう伝えました。
2学期始業式の日に、お互いに明るく元気な姿で再会できることを楽しみにしています。
PDFR5.7.24 1学期終業式スライド (961.4KB)
PDFR5.7.24 「明るい挨拶とは?」(1)意見集約結果 (82.3KB)
PDFR5.7.24 「明るい挨拶とは?」(1)意見AIテキストマイニング分析 (85.3KB)
校内研修【外部講師研修:GIGAスクール構想による新しい学び】
7月19日(水)、児童の下校後、個別学習塾&育脳教室「クレバーキッズ」の熊谷光洋代表を外部講師として遠隔でお招きし、「GIGAスクール構想をどのように進めるか~新しい学びで子どもの未来を変える~」という演題でのご講演をしていただき、本校教職員の校内研修を行いました。(熊谷代表は、10数年前まで函館市内小学校の校長を歴任し、退職後クレバーキッズを設立しました。)
講演では、まず、令和の学校現場の状況、先進国7か国と日本の平均年収の違い、これまでと現在や未来の日本社会の在り方とそれに応じたスキルの違いなど、日本の置かれている厳しい現状を踏まえました。そして、それを打開するためには、「子どもたちが大人になる近未来の社会に対応する力を身に付ける必要性があること」「教師が教える教育から子どもが学びとる教育への転換が必要であること」など、今、これからの日本の教育の進むべき方向性について確認しました。そのためには、1人1台端末がマストアイテムであり、子ども一人一人がどのように活用して学びを進めていけばよいのかについて、ご示唆をいただきました。
1時間という短い時間ではありましたが、これからの藤城小学校の教育の改善に向けて意義深い研修となりました。


校内研修【外部講師研修:プログラミング】
7月12日(水)、児童の下校後、本校6年生の理科専科である七重小学校の井上一男教諭を外部講師としてお招きし、プログラミングについての演習を通して、本校教職員の校内研修を行いました。
演習は、“スタディーノ”という、入力されたプログラムどおりに動く機械と、クロームブックを使って行いました。今回は「歩行者用信号機」と「光と音で表現する機械」の2種類のスタディーノを用意していただきました。教職員はいずれか1つを選び、「何秒点灯させる」「消灯させる」「光る位置を変える」「何秒音を出す」「音を消す」などのプログラムをクロームブックで作り、そのデータとスタディーノに送信し、実際に光らせたり音を出したりして、プログラミングの一端を体験しました。
子どもたちのプログラミング教育とは、ただ機械を動かすためのプログラムを打ち込むことが目的ではなく、「ゴールに到達するまでの動きを細かく分解し」「効率的に動くルートを考え」「試行錯誤しながら最適なルートを導き出す思考」、いわゆるプログラミング的思考を育むことです。短い時間でしたが、子どもたちのプログラミング的思考の育成について考える、有意義な研修となりました。


学校運営協議会(1)
7月6日(木)18:30から第1回学校運営協議会会議を行いました。委員は、藤城地区の各町内会長の清野様・森田様・中野様・萩原様・小柄様・堂山様・小泉様、本校PTA会長の種藤様、校長の山本の9名です。この日は、6名が出席し、過半数を超えたため、会議が成立しました。(規約第14条2「会議は、委員の半数以上の出席がなければ開くことができない。」による)また、七飯町教育委員会の住吉生涯学習推進アドバイザーと佐々木学校教育課教育支援係長も参加してくださいました。
そして、事務局の教頭の酒谷の進行により、以下の会次第のとおり、会議を進めました。
1 校長挨拶
2 委嘱状交付
3 自己紹介
4 会長・副会長選任
5 報告事項「昨年度の活動概要」
6 説明・協議
(1)CSの概要(生涯学習推進アドバイザー)
(2)令和5年度学校運営方針について(校長)
(3)令和5年度年間活動計画案について(教頭)
(4)熟議(生涯学習推進アドバイザー)
7 学校運営協議会会長挨拶
令和5年度学校運営方針については、校長の山本が「令和5年度藤城小学校学校グランドデザイン」を基に、児童の頑張っている写真をお見せしながら、説明しました。特に、「地域とともに前進する学校」を基盤として、学校と地域・保護者との協働の下で、子どもたちの資質・能力の向上を推進したい旨についてお伝えしました。そして、委員の皆様からの承認をいただくことができました。
熟議については、テーマ「学校と地域がともに子どもを育てるために~取組の内容と地域人材の関わりをとおして~」に基づき、藤城地区の地域の方々とともにできることについて話し合いました。学校教育活動の実施に必要な人的・物的な体制の確保についてたくさんのご意見をいただきました。短い時間の中ではありましたが、とても有意義な話合いなりました。
委員の皆様には、今後も、本校児童と地域をつなぐ架け橋として、学校運営に携わっていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


PDFR5.7.6 学校運営協議会 (2.2MB)
校内研修【研究授業(1)】
6月21日(水)2時間目、2年生の教室で研究授業を行いました。算数「100より大きい数を調べよう」で、数の大きさの比較、不等号を用いた式の表し方について、研究主題である「子どもが主体的に学びに向かう授業づくり」の実現に向けた、「児童に分かりやすいめあての提示の仕方」「児童が学習の内容や方法を見通すことができる場面の設定の仕方」を中心に研究しながら、授業を展開しました。子どもたちはとても張り切り、自分から進んで学び合っていました。

全校朝会(2)
令和5年6月13日(火)の全校朝会で、運動会と登校時の挨拶の写真を見せながら、お話ししました。
運動会については、全ての競技を、楽しみながら、仲間と協力し、力いっぱい頑張抜く子どもたちの姿に、感激したことを伝えました。
挨拶については、「語先後礼」が広がり、多くの子が気持ちのよい挨拶をしてくれるので、毎日、元気をもらっているということを伝えました。
PDFR5.6.13 全校朝会スライド (1.3MB)
PTA第1回役員会・各委員会
令和5年5月24日(水)19時から「PTA第1回役員会・各委員会」を開催しました。
各委員会では、「研修部」「事業部」「広報部」の委員長・副委員長、活動計画を決めました。
終わりの全体会では、各委員会での決定事項の報告と、運動会の保護者席や当日の作業、学級レクの在り方について確認しました。
お忙しい中ご参加くださり、ありがとうございました。
全校朝会(1)
令和5年5月16日(火)の全校朝会で、4月6日から5月15日までに撮りためた写真を見せながら、学校教育目標と挨拶についてお話ししました。はじめに、学校教育目標(校訓)である「健康で元気な子(強く)」「思いやりのある子(明るく)」「進んで学ぶ子(賢く)」につながる、学びの様子について紹介しました。
(1)「健康で元気な子(強く)」について
- 日常的に取り組んでいる運動の様子
- 食育につながる1年生の初めての給食の様子
- 運動会に向けて取り組む、1~3年生のダンス、4~6年生のラジオ体操の様子
(2)「思いやりのある子(明るく)」について
- 1年生を迎える会での全校児童がつながるじゃんけん列車の様子
- 1年生に掃除の仕方を教えている6年生の姿
- 春の遠足での仲良し活動の様子
- 1年生の読み聞かせの様子
- 6年生をリーダーとして取り組む縦割り班清掃の様子
(3)「進んで学ぶ子(賢く)」について
- 算数に真剣に取り組む4年生の様子
- 英語を使って楽しみながら会話する3年生の様子
- ひらがなをしっかり学ぶ1年生の様子
- 主体的に実験に取り組む6年生の様子
- 図工で作った作品のよさを確かめる2年生の様子
- プログラミングした内容を互いに認め合う5年生の様子
次に、相手意識をもった素敵な挨拶についてお話ししました。
(1)藤城小の素敵な挨拶について
- 立ち止まり、(3)で紹介する語先後礼を行う子が多くいます。特に、6年生が素晴らしいです。
(2)「あかるく」「いつでも」「さきに」「つづけて」について
- 以前、エアドゥのキャビンアテンダントにお聞きした“挨拶の極意”です。できる子が多いです。
(3)「語先後礼」について
- 挨拶の言葉を先に伝えてから、礼をする姿には、美しさを感じます。
PDFR5.5.16 全校朝会スライド (963.3KB)