大沼の四季の動物【夏】
夏
動物
- ヨタカ
ハトより少し小さい夜行性の鳥。褐色、白、黒の複雑な模様をもつ。夕暮れから、がま口のような大きな口を開けて、飛びながら昆虫などの餌をとる。一晩中「キョキョキョ…」とよく鳴く。 - アカショウビン
全身が赤く、唐辛子を大きくしたようなくちばしが特徴。カワセミの仲間で、ムクドリより少し大きい。声も美しく哀愁を帯びた「キョロロロロー」と消えてゆくような鳴き声である。 - オオジシギ
くちばしの長い茶色の中型のシギ。「ジーップジーップジーップ・ザザザー」という鳴き声と尾羽の音を交えて飛ぶ。木の梢や、電柱に止まって鳴くこともある。
昆虫
- ギンヤンマ
なわばりを力強く飛びまわり、ホバリングのときは、尾のつけ根の空色が鮮やかで、よく目立つ。大沼にはこのほかに、ミヤマアカネ、ナツアカネなどトンボ類が多い。 - ブナ
初夏、枝先の葉腋に雄花穂と雌花穂を別々につけ、秋口に殻斗が割れ、ソバの実に似る堅果を落とす。果形からソバグリの名がある。北海道での分布は道南に限られ、公園内にも多い。 - ハクサンチドリ
本州では高山地に見られるが、北海道では平地の日当たりのよい草地に生息する。草丈30センチほど。倒披針形の葉を数枚互生し、初夏ごろ茎上部に紅紫色の小花を総状につける。
植物
- ヒツジグサ(スイレン)
池沼の土中の地下茎から葉柄を伸ばして、葉を水面に浮かべる。初夏から晩夏にかけて、長い花柄の花を水面で咲かせる。花色は白、クリーム、紫、淡紅と多彩。 - コウホネ
夏期、池沼の水底にある根茎から、葉と花の柄を水面に伸ばす。水面に浮かぶ緑の大葉と黄色い花のコントラストが美しい。ネムロコウホネの葉は、水面に浮かび突出しない。
花
1. 草と草のように見える低い木
種類 | 見られる場所 | 見られる時期 |
---|---|---|
マイヅルソウ | 林内 | 6月 |
ギンラン | 林内 | 6月 |
クマガイソウ | 林内 | 6月 |
ツバメオモト | 林内 | 6月 |
ノハナショウブ | 明るい林内 | 6月 |
アツモリソウ | 水辺・吉野山 | 6月 |
コケイラン | 暗い林内 | 6月 |
エゾノヒツジグサ | 水上 | 7月 |
コウホネ | 水上 | 7月 |
ツリフネソウ | 道路脇 | 8月 |
ヤマユリ | 小沼側 | 8月 |
エゾアジサイ | 軍川側 | 8月 |
2. 目の高さより高いところに咲く花(樹木類)
種類 | 見られる場所 | 見られる時期 |
---|---|---|
チシマザクラ | 横津岳中腹 | 6月 |
ホオノキ | 全域 | 6月 |
トチノキ | 蓴菜沼・旧国道・全域 | 6月 |
ウワミズザクラ | 湖畔道・小沼側 | 6月 |
タニウツギ | 明るい山野 | 6月 |
カンボク | 湖畔道 | 7月 |
ノリウツギ | 明るい山野 | 8月 |
お問い合わせ
商工労働観光課観光係
電話:0138-65-2517
FAX:0138-66-2054
Eメール:212-kankou@town.nanae.hokkaido.jp