大沼の四季の動物【冬】
冬
動物
- オオモズ
モズより大きいが、尾は短め。白、黒、グレーのすっきりした色彩をもつ。鹿部町、森町(旧砂原町)などでは冬季、別荘地の庭の餌台に来た野鳥を追跡する姿が見られる。 - エゾユキウサギ
夜行性のため、昼間見かけることはほとんどないが、雪上に独特の足跡を見ることができる。前足跡は、点が縦に2個、後ろ足の跡が逆ハの字型で、これが交互に連続している。 - エゾリス
シマリスとちがい、冬季休眠しないで活動するため、葉が落ちて見通しのよくなった雑木林で見かけることがある。マツ類の球果を前足で押さえて種子を食べる。 - キタキツネ
本来は夜行性だが、しばしば昼間も餌を求めて行動し、人家付近にも姿を見せる。雪上の歩行跡はイヌに似て直線状となり、ときおり尾の跡もつく。
植物
- イチイ
常緑針葉樹で雌雄異株。道南では樹林内に自生するが、庭木としても親しまれている。秋、雌株に赤い仮種皮をつけた小さな緑の種子ができる。
北海道では、この木をオンコともいう。 - エゾユズリハ
常緑広葉樹で雌雄異株。北海道では日本海側の積雪地に多いが、大沼にも点在する。高さ2メートルほど。枝先についた長さ1センチほどの楕円の果実は黒く熟す。雪をかぶった緑葉にも風情がある。 - ヒメアオキ
常緑広葉低木で雌雄異株。積雪地への適応で、幹は下部で分岐し、やや地をはう。道南林地の林床に多い。果実は長さ2センチほどの楕円で、赤く熟し、光沢があり、雪のなかでは輝いて見える。
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