町のすがた
1.位置・地勢
七飯町は北海道渡島半島の南部に位置し、北海道の表玄関函館市から約16キロメートルの距離にあり、東経140度41分39秒、北緯41度53分43秒の役場所在地を中心に、216.75平方キロメートル(平成26年(2014年)10月1日基準国土地理院測定公表値)の面積を有する町です。
北方は宿野辺川を境に森町に、北東は雨鱒川を境に鹿部町に、南東は横津岳の山頂より蒜沢川を境に函館市に、平野部の西側は北斗市にそれぞれ接しています。
また、七飯町は大沼トンネルを境に北部と南部に別れ、北部の大沼地区には、活火山である秀峰駒ヶ岳(標高1,131メートル)と大沼・小沼・蓴菜沼を擁する大沼国定公園があり、公園入口は市街地が形成されており、それに接続する平坦地は水田、山麓一帯には酪農・畑作地帯が広がっています。
南部は、ほぼ中央を国道5号が縦断しており、国道沿線は市街地として開発が進んでいますが、西側の平野部は水田、東側の丘陵地帯は畑作・果樹地帯として開発されています。
世界地図で七飯町を見ると、当町は 北緯42度線上にあり、同一線上にはシカゴ(アメリカ)、バルセロナ(スペイン)、ローマ(イタリア)、敦煌(中国)などの都市が多数あります。
2.気候
七飯町は北海道の南西部に位置し、降水量は少なく、道内では最も温暖な気候に恵まれ、四季の区別がはっきり感じられる良好な自然環境を有しております。3.人口
七飯町の人口は、昭和34年(1959年)に精進川鉱山の閉山に伴い、昭和35年国調で一時減少しましたが、恵まれた住環境を背景に函館市、北斗市、七飯町の二市一町で形成する函館圏の一翼を担い、斬次増加を続けております。特に、昭和45年(1970年)に都市計画法が施行され、当町においても宅地開発が進み、昭和50年(1975年)以降は函館市のベットタウンとして急激に増加し、昭和55年(1980年)国勢調査で初めて2万人台を達成しました。
平成7年(1995年)国勢調査では、全道町村で5番目の人口を有する町となり、増加率では渡島管内でトップの12.8パーセントの伸びを示し、札幌圏の石狩町(現石狩市)、広島町(現北広島市)などに次いで全道で3番目となっております。
令和2年(2020年)国勢調査による人口は27,686人(男12,679人、15,007人)です。※最新の人口は七飯町の人口ページをご覧ください
4.交通
七飯町は、函館・札幌間を結ぶ主要幹線国道5号を主軸に、主要道道上磯峠下線、道道大沼公園鹿部線など、道道7路線で広域幹線網を形成しています。また、北海道縦貫自動車道及び新函館北斗駅から函館空港までを結ぶ函館新道といった道路交通網が形成されていることから、各方面へのアクセスがスムーズです。地域公共交通機関は、国道5号と並行してJR函館本線が運行しており、町の中心市街地にある大中山駅・七飯駅をはじめ、町内には計5駅が設置されています。バス交通は、国道5号などの基幹道路を軸とした定期路線バスのほか、新函館北斗駅及び函館空港から大沼方面までを結ぶシャトルバスが運行しています。また、時間を選ばない機動性の高さ、ドア・ツー・ドアの輸送が可能であるタクシーもあります。
七飯町市街地へのアクセスは新函館北斗駅から車で約10分、JRで約5分、函館空港から車で約30分、バスで約40分です。
大沼方面へのアクセスは新函館北斗駅から車で約15分、JRで約10分、函館空港から車で約40分、バスで約1時間です。