ここから本文です。

北海道駒ヶ岳活動状況(令和6年10月分)

北海道駒ヶ岳活動状況[令和6(2024)年10月]

 令和6(2024)年11月11日 札幌管区気象台(地域火山監視・警報センター)発表

全般概要

 北海道駒ヶ岳の火山活動は概ね静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません。
 なお、噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)の予報事項に変更はありません。

噴気などの表面現象の状況

 山頂に設置した監視カメラで、昭和4年火口でごく弱い噴気を観測しました。昭和4年火口でごく弱い噴気を観測した日数は、2021年頃と比べて明瞭に増加していますが、山麓に設置した監視カメラによる観測では、噴気活動に明瞭な活発化は見られていません。
 17日に山頂火口原で実施した現地調査及び18日に国土交通省北海道開発局の協力により実施した上空からの観測では、昭和4年火口をはじめとする山頂火口原の各火口の噴気や地熱域等の状況に特段の変化は認められませんでした。

地震及び微動の発生状況   

 今期間、火山性地震は少なく低調です。地震は主に山頂火口原浅部で発生しました。火山性微動は観測されていません。
 2023年12月から2024年3月頃にかけ、山頂火口原浅部(海抜下1キロメートル付近)を震源とする振幅の小さな低周波地震や火山性微動が発生しましたが、その後の地震活動は低調です。

地殻変動の状況

 GNSS連続観測では、2022年頃から山頂火口原浅部の膨張を示すと考えられるわずかな変化が一部の基線で認められていましたが、2024年1月頃から概ね停滞しています。山頂火口原付近を挟む基線では、長期にわたり断続的に伸びが認められています。 
※GNSS(Global Navigation Satellite Systems)とは、GPSをはじめとする衛生測位システム全般を示す呼称です。

火山の状況に関する解説情報

 PDF北海道駒ヶ岳の火山活動解説資料 (2.5MB)(令和6年10月分[定期]、11月11日札幌管区気象台発表)

※平成28年(2016年)12月21日より、気象庁ホームページに北海道駒ヶ岳の火山観測データが掲載されることとなりましたので、火山活動状況の把握等に活用願います。
マスコットキャラクターポントちゃんのイラスト
Get Acrobat Reader web logo
PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない場合は、"Get Adobe Reader"アイコンをクリックしAdobe Readerをインストールの上ご参照ください。

お問い合わせ

情報防災課

電話:0138-65-5797

FAX:0138-66-2054

Eメール:jouhoubousai@town.nanae.hokkaido.jp

ここからフッターメニュー

ページの先頭へ戻る