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受動喫煙防止対策

受動喫煙とは、「人が他人の喫煙によりタバコから発生した煙にさらされること」をいいます。
 他の人が吸っているタバコから立ちのぼる煙や、その人が吐き出す煙にも、ニコチンやタールなど多くの有害物質が含まれています。
 

受動喫煙による影響

  1. 夫のタバコの煙を妻が吸うと・・・
     タバコの煙は、肺がんなどの様々ながんの発症リスクを高めますが、受動喫煙でも発がんリスクが高まります。タバコを吸う男性の妻の肺がん死亡率は、吸わない男性の妻より明らかに高いことが報告されています。
     
  2. 妊娠・授乳中のお母さんがタバコの煙を吸うと・・・
     妊婦がタバコの煙を吸うと、流産や早産の危険性が高まり、低出生体重児(2500グラム未満)が生まれやすくなります。また、母乳はお母さんの血液から作られるので、授乳中のお母さんがタバコの煙を吸うことによりニコチンが母乳に移行し、結果赤ちゃんのからだにニコチンが入ってしまいます。
     
  3. 子どもがタバコの煙を吸うと・・・
     子どもがタバコの煙を吸うことで、中耳炎・気管支炎・気管支喘息などの病気を引き起こす可能性が高くなることが報告されています。
     

タバコの煙が、直接周囲の人にかからないと大丈夫!?

 空気清浄器や換気扇では、タバコの有害物質を全て取り除くことはできません。また、衣服についた煙や、タバコを吸った後の息からも有害物質が出ています。屋内問わず、周囲の方に配慮し、特に妊婦さんや子どものいるところでの喫煙はやめましょう。

 

タバコがやめられないのは「ニコチン」のせい!?

 ニコチンは、タバコへの依存性を高める化学物質です。使用をやめる困難さや離脱症状の厳しさなどは、ヘロインやコカインなどの薬物と同等の特徴と強度があると言われています。
 タバコがやめられないのは、意思が弱いからではなく、ニコチン依存症かもしれません。
  【ニコチン依存症チェック】(保険適用の対象患者を抽出するために実施するニコチンスクリーニングテスト)
  • イライラ・神経質・落ち着かない・集中しにくい・ゆううつ・頭痛・眠気・胃のむかつき
  • 脈が遅い・手のふるえ・食欲や体重増加
 前問

チェックが5個以上つき、ニコチン依存症と診断された場合、以下の要件を満たしていれば、禁煙治療が健康保険等の適応になることがあります。
  • 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
  • 1ヶ月以内に禁煙を始めたいと思っている
    (前回の治療の初日診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。)
  • 禁煙治療を受けることに文書で同意する

※最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。健康保険等の適応が可能かどうかは別途確認が必要です。

 

町内の医療機関で禁煙治療が受けられます

医療機関名 住所 電話番号 休診日 診察時間
望ヶ丘医院 大川3丁目5-28 65-8111 日・祝
お盆・年末年始
要電話予約
向井クリニック 鳴川5丁目1-4 66-2888 日・祝 月火木金:午前9時から正午12時、午後2時から午後6時
水土:午前9時から正午12時
野畔の花クリニック 字大沼町322-3 67-5111 土(午後)・日 午前9時から午後12時30分(受付は午前11時50分まで)
午後2時から午後6時(受付は午後5時20分まで)
 

 その他の情報について

お問い合わせ

健康推進課

電話:0138-66-2511

FAX:0138-66-3955

Eメール:kenkou@town.nanae.hokkaido.jp

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