エキノコックス症について
2021年12月28日
エキノコックス症ってどん病気?
エキノコックス症は、北海道以外の地域ではあまりみられない病気です。キツネなどに寄生するエキノコックスという寄生虫の卵が、ふんにより排出され、沢水や山菜などを介して人の口から体内に入ることで、卵が腸の中で孵化し、血管を通って肝臓などに入りこみ幼虫になって増殖を始めます。
感染してから、お腹の不快感や膨満感など自覚症状がでるまでには数年から数十年かかりますが、血液検査などで早期に発見することができ、手術によって治すことができます。また、人から人への感染はしません。
エキノコックス症にかからないためには
感染を予防するために次の事に注意してください。- キツネには絶対さわらない
- キツネに餌付けをしたり、餌になるような生ごみを放置しない
- 飼い犬が野ネズミを食べないよう放し飼いにしたり、野原や公園で放さない、散歩中に拾い食いをさせない
- 野山の果実や山菜は流水でよく洗い、十分熱を加える
- 沢水や小川などのなま水を飲まない
- 外から帰ったら必ず手を洗う
早期発見のためにエキノコックス症検診(血液検査)を受けましょう
町では、集団検診においてエキノコックス検診を実施しています。10歳以上で5年に1度無料で受けることができます。詳しくはこちらを参照してください。